子供の成長に伴って役目を終えた学習机の処分について、頭を悩ませている方は非常に多いのではないでしょうか。
かつては子供部屋の主役だったその机も、いざ手放そうとすると、その大きさや重さが大きな壁となって立ちはだかります。
私自身も経験がありますが、そのままでは部屋から出せないため、学習机の解体という作業が必要になるケースがほとんどです。
この記事では、解体に必要な道具や具体的な方法、そして業者に依頼した場合と自分で行う場合の費用の違いについて詳しく解説します。
また、ニトリなどの一般的なメーカーの構造的特徴や、怪我なく安全に行うための注意点にも触れていきます。
- 学習机を安全に解体するために最低限必要な道具と推奨される電動工具
- 自治体の回収や業者依頼など処分方法ごとの費用相場とメリット・デメリット
- ニトリやコイズミなどメーカー別の構造的特徴と解体のコツ
- 2階からの搬出や解体した木材を一般ゴミとして出すための具体的な手順
学習机の解体準備と費用の相場
学習机の解体は、単にネジを外せば終わりという単純な作業ではありません。
長年使われた家具は木材が固着していることも多く、事前の準備不足は床の傷や怪我に直結します。
ここでは、スムーズに作業を進めるための道具選びと、処分にかかる費用の全体像についてお話しします。
勉強机の解体に必要な道具リスト

まず大前提として、学習机は非常に頑丈に作られています。
ご家庭にある一般的な工具箱セットだけでは、途中でネジが回らなくなったり、手が痛くなって挫折したりする可能性が高いです。
私が実際に作業して「これは絶対に必要だ」と感じたアイテムをご紹介します。
最も重要なのはドライバーのサイズです。
学習机に使われているネジは太いものが多いため、一般的な「No.2」だけでなく、ひと回り大きい「No.3」のプラスドライバーを必ず用意してください。
サイズが合わないドライバーを使うと、ネジ穴を潰して(なめて)しまい、解体が不可能になってしまいます。
▼必須アイテム一覧
- プラスドライバー(No.2とNo.3):手回しでも可能ですが、電動ドライバーがあると疲労度が段違いです。
- ゴムハンマー:木材同士が接着剤で固着している場合、金属ハンマーで叩くと割れてしまいます。ゴム製なら家具を傷めずに衝撃を与えられます。
- 滑り止め付き軍手:板の断面や鋭利な金属パーツで手を切らないために必須です。
- 六角レンチセット:IKEA製品や最近の家具には六角ボルトが多用されています。付属の簡易的なものではなく、持ち手の長いセット品が力を入れやすくおすすめです。
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また、隠れた重要アイテムが「バール」です。
天板と脚が強力にくっついている時、テコの原理で隙間をこじ開けるのに活躍します。
インテリアバールと呼ばれる平たい形状のものが使いやすいですね。
粗大ゴミ用のこぎりのおすすめ

「解体して小さく切れば、燃えるゴミとして出せるのでは?」と考える方も多いと思います。
その通りなのですが、学習机の天板は厚みがあり、表面には硬い化粧板が貼られているため、普通の木工用のこぎりでは歯が立ちません。
そこで活躍するのが、「廃棄物解体用のこぎり」です。
これは粗大ゴミを一般ゴミサイズに切断することに特化したツールで、金属やプラスチックも切れる万能刃がついているものが多いです。
▼おすすめの解体用のこぎり
例えば「多目的廃棄物ノコギリ」のように刃が厚く剛性があるタイプは、力が逃げにくいため厚い天板でも安心して切れます。
また、「シャークソー」のような替刃式のものは、切れ味が落ちたら刃だけ交換できるので経済的です。
予算に余裕があるなら、電動の「レシプロソー(電気のこぎり)」を検討しても良いでしょう。
手動での切断は正直かなり重労働ですが、電動なら圧倒的な速さで作業が終わります。
さらに「時間」と「涼しい顔」を買うなら【ブラックアンドデッカー 18V コードレスレシプロソー】
もしあなたが「週末を筋肉痛で潰したくない」と願うなら、このブラック&オレンジのパワフルなマシンが最適解です。
トリガーを引いた瞬間、あの堅牢な学習机の天板が、まるで発泡スチロールのように次々と切断されていく様は、ある種の「快感」すら覚えるはずです。
手動のこぎりで1時間かかり、汗だくになっていた作業が、これさえあればわずか数分。
残った時間は、空いたスペースに置く新しいインテリアを考える、優雅なひとときに変わります。
コードレスなので、足元のコードに躓く心配もなく、庭先やベランダでも自由に動き回れる「身軽さ」も、あなたのDIYライフをより洗練されたものにしてくれるでしょう。
おすすめな人
- 解体作業を「苦痛な労働」ではなく「ストレス解消」に変えたい人
- 重い家具を前にして、体力的な不安を感じている女性やシニア世代
- コードの取り回しにイライラせず、スマートに作業を完結させたい人
おすすめできない人
- 切断時の「騒音」がどうしても気になり、静かに作業したい人
- 「1円でも安く捨てること」だけが目的で、労力は惜しまない人
- すでにマキタなどのプロ用工具バッテリーを所有している人
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学習机の処分にかかる費用比較
自分で解体する手間と、業者に頼んで楽をするメリット。
これを天秤にかけるためには、具体的な金額を知る必要があります。
地域や机の大きさによって異なりますが、一般的な相場を見てみましょう。
| 処分方法 | 費用目安 | メリット・デメリット | |
|---|---|---|---|
| 自治体回収(粗大ゴミ) | 1,000円〜2,000円 | 最も一般的で安価ですが、指定場所まで自分で運び出す必要があります。 収集まで数週間待つことも。 | |
| クリーンセンター持込 | 無料〜数百円 | 車への積載が必要ですが、即日処分が可能で費用も最小限です。 | |
| 不用品回収業者 | 8,000円〜20,000円 | 部屋からの搬出や解体も全てお任せできますが、コストは最も高くなります。 | |
| 家具店引取(ニトリ等) | 約4,400円 | 新しい家具の購入時のみ利用可能です。 配送と同時に引き取ってもらえるので効率的です。 | |
このように、不用品回収業者は自治体の約10倍のコストがかかります。
しかし、2階からの搬出が困難な場合や、時間がない場合には、その「手間賃」として十分に価値がある選択肢だと言えますね。
【参照:ニトリネット | 配送料金・家具引取サービスについて】
【参照:環境省 | 廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!】

ニトリの学習机を解体するコツ

多くのご家庭で愛用されているニトリの学習机ですが、解体する際には少し注意が必要です。
ニトリ製品は合理的な設計で作られており、比較的分離しやすい構造が多い一方で、素材の特徴を知っておく必要があります。
ニトリの家具には「プリント紙化粧繊維板」という素材がよく使われています。
これは木の繊維を固めた板に木目のシートを貼ったものなのですが、解体中にこの表面シートが剥がれやすく、鋭利な破断面ができやすいんです。
作業中は必ず長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を控えてください。
安全と効率を手にまとうなら【3M コンフォートグリップグローブ】
「たかが軍手」とあなどるなかれ。
このグローブを手にはめた瞬間、あなたの手は「頼りない素手」から「高精度の解体ツール」へと進化します。
ニトリの家具特有のツルツルとした化粧板も、このグローブなら驚くほど吸い付き、重い天板もしっかりとグリップ。
何より、解体中に突如現れる「鋭利な木材のささくれ」や「尖った金属パーツ」から指先を守られているという絶対的な安心感が、作業への恐怖心を消し去ります。
素手感覚でネジも摘める絶妙なフィット感がありながら、力任せの作業も躊躇なく行える。
解体作業を「痛くて怖い苦行」から「淡々とこなすスマートなプロジェクト」に変えてくれる、大人のための必須ギアです。
おすすめな人
- 手を絶対に怪我したくない、手荒れを防ぎたい人
- 握力に自信がなく、重い板を運ぶのが不安な人
- 解体だけでなく、その後のDIYやガーデニングにも長く使いたい人
おすすめできない人
- 一度使ったら捨ててしまう、使い捨て派の人
- 熱いものを触る作業(溶接など)をする人
- 軍手特有の「分厚いゴワゴワした生地」が好きな人
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▼接着剤の使用に注意
また、ニトリに限らずですが、ネジが見当たらないのに外れない部分は「木ダボ」と「接着剤」で固定されている可能性が高いです。
無理に引っ張ると板が割れて危険ですので、ゴムハンマーで接合部を叩いて、少しずつ接着剤を剥がすように隙間を作っていくのがコツです。
コイズミ学習机の分解図の確認

コイズミやイトーキといった学習机の老舗メーカーの製品は、非常に堅牢に作られています。
「一生もの」として設計されているため、解体においても一筋縄ではいきません。
無垢材や厚手の合板が使われており、重量もかなりあります。
これらのメーカーの机を解体する場合、公式サイトで公開されている「組立説明書」を探してみることを強くおすすめします。
型番で検索すればPDFが見つかることが多いのですが、これを参照して「組み立ての逆の手順」で作業を進めるのが最も確実な近道です。
特にコイズミ製の机は、隠しネジや特殊なジョイント金具が使われていることがあります。
構造を理解せずに力任せに分解しようとすると、金具が破損して怪我をする恐れがありますので、慎重に進めましょう。
【参照:コイズミファニテック | 組立説明書ダウンロード】
【参照:イトーキ | 学習デスク取扱説明書】
学習机を解体して搬出する方法
道具と心の準備ができたら、いよいよ実践編です。
ここでは、効率よく、かつ部屋や廊下を傷つけずに学習机を解体し、搬出するための具体的なテクニックを解説します。
安全な学習机の解体方法の手順

学習机は基本的に「ユニット(部品)」の集合体です。
闇雲にネジを外すのではなく、以下の順序でバラしていくのがセオリーです。
- 中身の完全撤去:引き出しの奥に鉛筆一本でも残っていると、搬出時のトラブルの元になります。
- 上棚(本棚)の分離:まずは机の上に乗っている棚を外します。照明器具の配線には十分注意してください。固定金具を緩めると前方に倒れてくることがあるので、必ず2人で支えながら作業しましょう。
- 引き出しとワゴンの撤去:引き出しを全て抜き、可動ワゴン(キャビネット)を机の下から出します。これだけでもかなり軽くなります。
- 天板と脚の分離:ここが最難関です。天板の裏側からネジ止めされていることが多いので、机の下に潜り込んでネジを外します。もし外れない場合は、天板を持ち上げながら「ガタガタ」と揺らすことで、固着した接着剤が剥がれてくることがあります。
分解したパーツは、一時的に壁に立てかけることになりますが、必ず壁に段ボールなどを当てて、壁紙を保護するようにしてくださいね。
学習机を2階から搬出する技術

2階の子供部屋から搬出する場合、「養生(ようじょう)」が何よりも重要になります。
重い天板を持って階段を降りる際、うっかり壁や手すりにぶつけてしまうと、クロスの補修費用の方が高くついてしまった…なんてことになりかねません。
▼搬出時のポイント
- 動線の確保:階段の踊り場や廊下にある置物、絵画などは事前に全て撤去します。
- 角の保護:搬出する机の角(コーナー)に、段ボールや不要なタオルをガムテープで巻き付けて保護します。こうすることで、万が一壁に接触しても傷を防げます。
- 階段の養生:可能であれば、階段の床や壁にも養生シートやプラダン(プラスチック段ボール)を貼っておくと安心です。
さらにプロの安心感を手に入れるなら【E-Value(イーバリュー) 養生クッションマット】
「もし階段で手を滑らせたら……」という恐怖心こそが、搬出作業における最大の敵です。
このプロ仕様のクッションマットで解体した天板や尖った角をくるっと包み込むだけで、その張り詰めた緊張感が「余裕」へと変わります。
中綿入りの厚手生地が、万が一壁や手すりにぶつかった時の衝撃を「ガツンッ」から「フワッ」に変え、あなたの大切な家を傷から確実に守ってくれるのです。
使い捨てのプチプチや段ボールとは違い、作業が終わった後も、車のトランクマットやDIY用の作業ラグとして、あなたの趣味の時間を足元から支えるタフな相棒として活躍し続けます。
ただの布切れではない、プロの現場の「安全と信頼」を、あなたの自宅にも導入してみませんか。
おすすめな人
- 絶対に自宅のクロス(壁紙)や床を傷つけたくない慎重派の人
- 使い捨ての資材ではなく、長く使える道具に投資したいと考える人
- 作業後も車の荷台シートやレジャーマットとして活用したい人
おすすめできない人
- 1回きりの処分のために千円程度の出費をするのが惜しい人
- すでに大量の毛布や不要な布団を持っていて代用できる人
- 解体せずにそのまま業者に丸投げする予定の人
【E-Value(イーバリュー) 養生クッションマット】
もし「これは階段を通らないかも」と感じたら、無理は禁物です。
窓からの吊り下げ搬出などが必要になるため、プロの業者に相談すべきタイミングかもしれません。
横浜・大阪・新宿の学習机の捨て方
解体した学習机をゴミとして出す際、自治体ごとの「サイズ規定」が壁になります。
特に都市部ではルールが厳格です。
例えば、横浜市では50cm未満の木製品は燃やすごみとして出せますが、それ以上のものは粗大ゴミとなります。
一方、新宿区や大阪市では、最大辺が30cmを超えるものは粗大ゴミ扱いとなる場合が多いです。
つまり、これら厳格な地域で「無料で燃えるゴミとして出したい」と考えるなら、幅100cmある天板を「30cm以下に細かく切断」しなければならないということです。
これは厚みのある天板の場合、途方もない労力と騒音を伴います。
ご自身の地域のルールを必ず確認し、切断の手間と粗大ゴミ手数料(千円程度)を比較して、賢い選択をしてください。

ジモティーでの学習机トラブル事例
「まだ使えるし、捨てるのはもったいない」と、ジモティーなどの掲示板で譲り先を探す方もいるでしょう。
無料で出品すれば引き取り手が見つかることもありますが、トラブルのリスクも理解しておく必要があります。
▼よくあるトラブル
- ドタキャン:約束の時間になっても来ない、連絡が途絶えるといったケース。
- 搬出時の事故:素人同士で搬出作業を行い、自宅の壁や床を傷つけられたが、補償してもらえない。
- 積み込み不可:相手が軽自動車で来てしまい、机が載らずに解散となる。
特に学習机は大きいため、相手にもそれなりの車両と運搬能力が求められます。
「自宅から搬出できる方限定」とする場合は、こういったリスクがあることを念頭に置いておきましょう。
最適な学習机の解体プランのまとめ
ここまで様々な方法を見てきましたが、結局どの方法が正解なのでしょうか。
最後に、状況別の最適なプランをまとめておきます。
- コスト最優先・体力に自信あり:自分で指定サイズまで切断し、一般ゴミとして出す。(難易度高)
- バランス重視:搬出可能なサイズまで分解し、自治体の粗大ゴミ収集を利用する。(最もおすすめ)
- 時間・労力節約:不用品回収業者に依頼し、搬出から全てお任せする。(費用はかかるが楽)
- 買い替え時:家具店の引き取りサービスを利用する。(スマートで効率的)
学習机の解体は、適切な道具と知識があれば決して不可能な作業ではありません。
しかし、無理をして腰を痛めたり、家を傷つけてしまっては本末転倒です。
ご自身の体力や予算と相談しながら、最も納得のいく方法を選んでみてくださいね。
安全第一で作業が進むことを応援しています!


