ダイニングテーブルこたつ化の完全ガイド!DIY方法と安全対策

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ダイニングテーブルこたつ化の完全ガイド!DIY方法と安全対策
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寒い冬、ダイニングで過ごす時間がもっと快適になれば、と感じたことはありませんか。
ダイニングテーブルをこたつ化することで、限られたスペースを有効活用しながら、暖かく過ごすことができます。

この記事では、ダイニングテーブルをこたつ化する利点から、後付けヒーターでテーブルをこたつにリメイクする具体的な方法まで詳しく解説します。

天板の選び方とDIYのポイント、そしてテーブルに合うこたつ布団をつける方法についても触れていきます。
また、こたつ後付けに便利なニトリの製品もご紹介しますので、DIYが苦手な方でも安心です。

もちろん、知っておきたいダイニングこたつのデメリットや、こたつで火事になる可能性と安全対策といった重要な注意点も網羅しています。

お手持ちのテーブルをリメイクか買替か判断するためのテーブルの寿命に関する情報や、こたつを安く買える時期DIYの費用についても解説し、あなたの疑問を解消します。

記事のポイント
  • ダイニングテーブルをこたつ化する具体的なDIYの方法
  • こたつ化のメリットと、後悔しないためのデメリット
  • 火災リスクを避け、安全にこたつを使用するための注意点
  • リメイク費用や、買い替え時期を判断するための基準
目次

ダイニングテーブルこたつ化のメリットと方法

ダイニングテーブルをこたつ化する利点

筆者作成イメージ:ダイニングテーブルをこたつ化する利点

ダイニングテーブルをこたつ化することには、多くの利点があります。

最大の魅力は、わざわざ専用のこたつテーブルを購入する必要がなく、既存の家具を有効活用できる点です。
これにより、新たな家具の購入費用を抑えられるだけでなく、オフシーズンにこたつを収納するスペースに悩むこともなくなります。

また、ダイニングテーブルは食事や作業など多目的に使用されるため、こたつ機能を加えることで、冬場の活動が格段に快適になります。

椅子に座ったまま暖をとれるため、床に座るのが苦手な方や、足腰に負担をかけたくない高齢の方にも優しい設計です。
立ち座りが楽に行えるのは、日々の暮らしにおいて大きなメリットと言えます。

さらに、エアコンなどの部屋全体を暖める暖房器具と比較して、こたつは足元を集中的に暖める局所暖房です。
そのため、消費電力を抑えられ、電気代の節約につながる効果も期待できます。

エアコンの温度設定を少し下げてこたつを併用すれば、効率的に暖を取りながら省エネを実現することも可能です。

このように、省スペース、コスト削減、快適性の向上といった複数の利点があり、ダイニングテーブルのこたつ化は冬の生活を豊かにする賢い選択肢と考えられます。

後付けヒーターでテーブルをこたつにリメイク

筆者作成イメージ:後付けヒーターでテーブルをこたつにリメイク

現在使用しているダイニングテーブルは、後付け用のヒーターユニットを利用することで、比較的簡単にこたつへとリメイクできます。

多くのヒーターユニットは、家庭用のドライバーが一本あれば取り付けられるように設計されており、DIY初心者の方でも挑戦しやすいのが特徴です。

必要な道具と材料

リメイクを始める前に、いくつか準備が必要です。

  • こたつ用ヒーターユニット: 速暖性に優れたハロゲン式、じんわり暖める石英管式、薄型で邪魔になりにくいフラットヒーターなど、種類は様々です。テーブルのサイズや好みに合わせて選びましょう。
  • ドライバー: ヒーターユニット付属のネジを固定するために使用します。電動ドライバーがあれば作業がよりスムーズに進みます。
  • ネジやビス: 多くの製品に付属していますが、テーブルの材質によっては別途用意が必要な場合もあります。
  • 断熱材(推奨): テーブルの天板が熱で傷むのを防ぐため、ヒーターと天板の間に耐熱性のシートやアルミシートなどを挟むことをお勧めします。

取り付けの基本的な手順

  1. 位置決め: まず、テーブルを裏返し、ヒーターを取り付ける最適な位置を決めます。椅子に座った際に足が当たらないよう、中央に設置するのが一般的です。
  2. ヒーターの固定: 決めた位置にヒーターユニットを置き、付属のネジやビスでしっかりと固定します。このとき、グラつかないように確実に取り付けることが大切です。テーブルの材質が硬くてネジが入りにくい場合は、事前にドリルで下穴を開けておくと作業がしやすくなります。
  3. 断熱材の設置: 天板の保護を目的とする場合、ヒーターを固定する前に断熱材を天板裏に貼り付けます。これにより、熱による天板の変形や変色を防ぐ効果が期待できます。
  4. 安全確認: 取り付け後、テーブルを元の状態に戻し、電源コードの配線を確認します。コードが足に引っかかったり、無理な力がかかったりしないように配置を工夫しましょう。

以上の手順で、愛用のダイニングテーブルが冬に活躍するこたつに生まれ変わります。

ただし、電気製品の取り付けや改造は、感電やショートによる火災のリスクを伴います。
作業の際は必ずヒーターの取扱説明書を熟読し、記載された指示に厳密に従ってください。

少しでも作業に不安を感じる場合や、専門的な知識がない場合は、無理に自分で行わず、専門家やお近くの電気店に相談することを強く推奨します。

すべての作業は自己の責任において、安全を最優先に進めてください。

薄型で邪魔になりにくいフラットヒーターなど、種類は様々です。テーブルのサイズや好みに合わせて選びましょう。
代表的なメーカーであるメトロ電気工業株式会社の公式サイトでは、各ヒーターの仕様や特徴を詳しく確認できます。
メトロ電気工業株式会社『取替ヒーター』

参考:メトロ電気工業株式会社『取り替えヒーター』

天板の選び方とDIYのポイント

筆者作成イメージ:天板の選び方とDIYのポイント

ダイニングテーブルをこたつ化する際、天板の扱いは非常に重要です。
天板は見た目の印象だけでなく、布団の固定や安全性にも関わるため、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

既存の天板を活用する場合

最も手軽なのは、今あるダイニングテーブルの天板をそのまま利用する方法です。
この場合、こたつ布団をテーブルと天板で挟み込むことができないため、布団の固定方法を工夫する必要があります。
後述する方法で布団を固定し、その上からテーブルクロスやリメイクシートを貼った別の板を乗せることで、簡易的ながら「こたつらしい」見た目と機能を実現できます。

ただし、ヒーターの熱が天板に直接伝わるため、熱による変色や反りを防ぐ対策が鍵となります。
ヒーターと天板の間に断熱シートを挟む、ヒーターとの距離を確保するなどの工夫を施しましょう。

新たに天板を用意する場合

より本格的なこたつとして使用したい場合は、こたつ布団を挟むための「上置き天板」を別途用意するのがおすすめです。
ホームセンターやオンラインストアで、様々なサイズや材質の天板が販売されています。

選ぶ際のポイントは、元のテーブルサイズよりも一回り大きいものを選ぶことです。

これにより、こたつ布団を掛けた際に、布団の厚みを考慮しても安定して乗せることができます。
材質は、元のテーブルのデザインに合わせるのも良いですし、あえて違う素材を選んでインテリアのアクセントにするのも面白いでしょう。

DIYで天板を自作するのも一つの方法です。複数の板を繋ぎ合わせてオリジナルの天板を作れば、愛着も一層深まります。

天板がずれないための工夫

上置き天板を使用する場合、最も注意したいのが「ずれ」の問題です。
天板が不安定だと、熱い飲み物や鍋などがこぼれて火傷をしたり、天板が落下して思わぬ怪我をしたりする原因にもなりかねません。

ずれを防ぐためには、天板の裏に滑り止めシートを貼るのが簡単で効果的です。
100円ショップなどで手軽に入手できるもので十分効果があります。
シリコン製のシートは特に滑りにくく、おすすめです。
これを数カ所に貼るだけで、天板の安定感が格段に向上します。

テーブルに合うこたつ布団をつける方法

筆者作成イメージ:テーブルに合うこたつ布団をつける方法

ダイニングテーブルをこたつ化する上で、暖かさを確保し、快適な空間を作るためには、こたつ布団の選び方と取り付け方が非常に重要になります。

布団のサイズの選び方

まず、テーブルのサイズに合った布団を選ぶことが基本です。

ダイニングこたつ(ハイタイプこたつ)は、通常のロータイプのこたつよりも高さがあるため、専用の布団を選ぶのが最も確実です。
ハイタイプ用の布団は、床まで十分に届く長さがあり、椅子の部分にもスリットが入っているなど、使いやすいように工夫されています。

もし、DIYで布団の真ん中をくり抜いて取り付ける方法を検討している場合は、テーブルの天板サイズに加えて、床までの高さを考慮した大きさの布団が必要です。

具体的には、「(テーブルの縦+高さ×2+余裕分)×(テーブルの横+高さ×2+余裕分)」がおおよその目安となります。
余裕分を30cm〜50cm程度見ておくと、人が入ったときにも隙間ができにくくなります。

布団がずれにくい取り付け方法

天板で布団を挟めないダイニングテーブルの場合、布団がずれて暖気が逃げてしまうのが悩みの種です。
このずれを防ぐために、いくつかの効果的な方法があります。

最も一般的なのは、マジックテープ(面ファスナー)を活用する方法です。
テーブル天板の裏側の縁にマジックテープの片側を貼り付け(タッカーで固定するとより強力です)、こたつ布団の対応する位置にもう片側を縫い付けます。
これにより、布団をテーブルにしっかりと固定でき、ずれを大幅に軽減できます。

また、市販の布団ずり落ち防止クリップや、大きめの洗濯バサミのようなものでテーブルの脚と布団を固定する方法も手軽でおすすめです。
特に、食事中など人の出入りが多い場面で布団が乱れがちなのを防いでくれます。

素材選びも大切です。保温性の高い厚手のものを選ぶと暖かさを保ちやすくなりますが、その分圧迫感が出ることもあります。
省スペースタイプの薄手の布団は、見た目がすっきりするメリットがあります。

ライフスタイルやお部屋の広さに合わせて最適なものを選びましょう。

こたつ後付けに便利なニトリの製品

参考:ニトリ『くっつけられるマグネットヒーター』

DIYは少しハードルが高いと感じる方にとって、ニトリのような身近な店舗で手に入る後付けアイテムは非常に心強い存在です。
ニトリでは、既存のテーブルを手軽にこたつ化できる便利な製品が展開されています。

特に注目したいのが「くっつけられるマグネットヒーター」です。

この製品は、その名の通りマグネットでテーブルの裏に取り付けることができる薄型のヒーターです。
スチール製のテーブルであればそのまま磁力で接着できますし、木製やガラス製のテーブルであっても、付属の金属プレートをネジや両面テープで取り付けることで設置が可能になります。

このマグネットヒーターの最大の利点は、大掛かりなDIYが不要で、誰でも簡単に設置できる手軽さにあります。
ドリルで穴を開けるといった作業に抵抗がある方や、賃貸住宅でテーブルに傷をつけたくない方には最適な選択肢と言えるでしょう。

また、出力が弱めに設計されているため、触れてもすぐに火傷するような高温になりにくく、安全性に配慮されている点も特徴です。

ただし、強力な暖かさを求める場合には物足りなさを感じる可能性もあります。
あくまで足元をじんわりと暖める補助的な暖房と捉えるのが良いかもしれません。

使用しない季節には簡単に取り外せるため、テーブルを一年中スマートに使えるのも嬉しいポイントです。
こたつ化を考えているけれど、まずは手軽に試してみたいという方は、ニトリの製品をチェックしてみる価値は大いにあると考えられます。

布団のいらないこたつを後付けする選択肢

筆者作成イメージ:布団のいらないこたつを後付けする選択肢

こたつ布団の存在感がインテリアに合わない、あるいはメンテナンスが面倒だと感じる方には、「布団のいらないこたつ」という選択肢があります。
これは、布団がなくても足元を暖められる特殊なヒーターを使用したこたつのことです。

このタイプのヒーターは、一般的なこたつヒーターとは異なり、熱を遠赤外線として放射し、直接人の体を暖める仕組みになっています。
そのため、布団で熱を閉じ込めなくても、じんわりとした暖かさを感じることができます。
このようなヒーターも、後付けできるパネルヒーターとして販売されています。

布団レスヒーターのメリット

  • 見た目のすっきり感: こたつ布団がないため、一年中ダイニングテーブルとしてスマートな見た目を保てます。部屋に圧迫感を与えません。
  • メンテナンスの容易さ: 布団の洗濯や収納の手間が一切かかりません。食べこぼしなどで布団を汚す心配もなく、衛生的に使用できます。
  • 動きやすさ: 布団が邪魔にならないため、椅子の出し入れや立ち座りがスムーズに行えます。

注意点とデメリット

いっぽうで、デメリットも存在します。

布団がない分、暖められた空気が周囲に逃げやすいため、保温性は通常のこたつに劣ります。

真冬の厳しい寒さの中では、これ単体では物足りなく感じることもあるでしょう。
エアコンなど他の暖房との併用が前提となることが多いです。

また、消費電力が比較的高めになる傾向があり、電気代が通常のこたつよりもかかる可能性があります。

代表的な製品としては、デスク下の遠赤外線パネルヒーターなどがあります。
これらはマグネットやネジでテーブル裏に固定するタイプが多く、後付けも可能です。暖かさの好みやライフスタイルを考慮し、こたつ布団の有無を選択するのも一つの賢い方法です。

ダイニングテーブルこたつ化の注意点と疑問

知っておきたいダイニングこたつのデメリット

筆者作成イメージ:知っておきたいダイニングこたつのデメリット

ダイニングテーブルのこたつ化は多くのメリットがあるいっぽうで、いくつかのデメリットや注意点も存在します。
これらを事前に理解しておくことで、後悔のない快適なこたつライフを送ることができます。

最もよく挙げられるデメリットは、足元が寒くなりやすいという点です。

ダイニングこたつは床に座るロータイプのこたつと比べて高さがあるため、ヒーターの熱が足先まで届きにくいことがあります。
特に冷たい空気は下に溜まる性質があるため、上半身は暖かくても足元が冷えると感じる場合があります。
この対策として、厚手のラグやカーペットを敷いたり、足元専用の小型ヒーターを併用したりすることが効果的です。

次に、こたつ布団が邪魔に感じられるケースも少なくありません。

特に食事の際には、布団が椅子と体の間に挟まったり、出入りの際に煩わしく感じたりすることがあります。
厚手の布団ほど保温性は高まりますが、その分かさばりやすくなるため、薄掛けタイプや省スペースタイプの布団を選ぶと圧迫感を軽減できます。

また、通常のダイニングテーブルに比べて、ヒーターユニットや厚い天板、こたつ布団が加わることで、全体が重くなり移動が大変になることも考えられます。
一度設置すると頻繁に動かすのは難しくなるため、掃除のしやすさなどを考慮した配置が求められます。

さらに、ロータイプのこたつと比較すると、ヒーターのパワーが強いモデルが多いため、電気代がやや高くなる傾向にあります。
もちろん、エアコンよりは経済的ですが、節約を重視する方は、こまめな温度調整やタイマー機能の活用を心がけると良いでしょう。

こたつで火事になる可能性と安全対策

筆者作成イメージ:こたつで火事になる可能性と安全対策

こたつは比較的安全な暖房器具とされていますが、使い方を誤ると火災につながる危険性はゼロではありません。
特にDIYでこたつ化を行う場合は、安全対策に細心の注意を払う必要があります。

主な火災原因

こたつによる火災の主な原因は、ヒーター部分への可燃物の接触です。

  • こたつ布団や衣類の接触: こたつの中に衣類を入れたり、座椅子などを動かした際にこたつ布団がヒーターに接触したまま放置されたりすると、熱がこもり発火する危険があります。
  • 電源コードの劣化・損傷: 電源コードを束ねたまま使用したり、家具の下敷きにしたり、長年の使用で劣化したりすると、コードが断線してショートし、火花から出火することがあります。
  • ヒーターユニットのホコリ: 長期間使用していなかったこたつを使い始める際に、ヒーターユニットに溜まったホコリが熱せられて発火の原因となることがあります。

安全に使用するための対策

これらのリスクを避けるために、以下の対策を徹底しましょう。

  1. こたつの中を整理する: こたつの中には、洗濯物や座布団、衣類などを絶対に入れないようにしてください。使用中も、こたつ布団がヒーターに触れていないか定期的に確認することが大切です。
  2. 電源コードの管理を徹底する: 電源コードは束ねずに完全に伸ばして使用し、家具の下敷きにしないように配線しましょう。コードに傷や傷みが見られる場合は、直ちに使用を中止し、新しいものに交換してください。
  3. 定期的な掃除: シーズン始めには、必ずヒーターユニットのホコリを掃除機やエアダスターで取り除きましょう。シーズン中も、こまめに掃除をすることが火災予防につながります。
  4. つけっぱなしにしない: 就寝時や外出時など、長時間こたつから離れる際は必ず電源を切りましょう。消し忘れが心配な方は、タイマー機能付きのヒーターを選んだり、スマートプラグを活用したりするのも有効な手段です。
  5. 安全装置付きの製品を選ぶ: 近年のこたつヒーターには、温度が異常に上昇すると自動で電源が切れる「温度ヒューズ」や「サーモスタット」といった安全装置が搭載されています。製品を選ぶ際には、これらの安全機能の有無を確認することも重要なポイントです。
  6. 低温やけどに注意する: こたつは心地よい暖かさですが、長時間同じ姿勢で体の同じ部分がヒーターに近付いていると、自覚症状がないまま皮膚の深い部分が損傷する「低温やけど」を引き起こす危険があります。就寝時の使用は避け、時々体勢を変えるなど、長時間の使用には特に注意が必要です。

近年のこたつヒーターには、温度が異常に上昇すると自動で電源が切れる「温度ヒューズ」「サーモスタット」といった安全装置が搭載されています。
製品を選ぶ際には、これらの安全機能の有無を確認することも重要なポイントです。

より詳しい火災予防や事故事例については、お住まいの地域の消防庁や、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)などの公的機関が発信する情報を併せて確認することをおすすめします。

【参照:田辺三菱製薬ヘルスケア『低温やけど』の症状、原因、対処法。重症にならないように予防が大切
【参照:独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE) | 「こたつ」の事故事例
【参照:東京消防庁『住宅火災は 冬に急増します! 』

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リメイクか買替か?テーブルの寿命

筆者作成イメージ:リメイクか買替か?テーブルの寿命

ダイニングテーブルのこたつ化を検討する際、現在使用しているテーブルをリメイクするか、新しいダイニングこたつを購入するかで迷うことがあるかもしれません。
この判断の大きな基準となるのが、テーブル自体の寿命です。

ダイニングテーブルの一般的な寿命

ダイニングテーブルの寿命は、材質や構造、使用状況によって大きく異なりますが、一般的には5年から10年程度が目安とされています。
もちろん、高品質な無垢材のテーブルなどは、適切にメンテナンスすれば数十年以上使い続けることも可能です。

いっぽうで、突板や化粧板を使用したテーブルは、表面が剥がれたり、水分で芯材が膨らんだりすると修復が難しくなります。

買い替えを検討すべきサイン

以下のようないずれかのサインが見られる場合は、リメイクではなく買い替えを検討することをお勧めします。
ヒーターを取り付けるという加工を加えることは、テーブルにさらなる負荷をかけることになるため、寿命が近いテーブルへのリメイクは安全性の観点から避けるべきです。

  • 脚のガタつきが直らない: ネジを締め直してもすぐに緩んだり、接合部にひび割れがあったりするなど、構造的な問題で脚がガタつく場合は危険です。
  • 天板の深刻な劣化: 天板に大きな反りや割れがある、または水分を吸って膨らんでしまっている場合、耐久性が著しく低下しています。
  • 傷や汚れがひどい: 表面の塗装が広範囲にわたって剥がれ、汚れが染み込んで取れない状態も、衛生面や耐久性の観点から寿命のサインと考えられます。

もし、お使いのテーブルがまだ新しく、構造的にもしっかりしているのであれば、リメイクは愛着のある家具を長く使い続けるための素晴らしい選択肢となります。

しかし、上記のような劣化が見られる場合は、安全を最優先し、新しいダイニングこたつの購入を検討するのが賢明な判断と言えるでしょう。

こたつを安く買える時期とDIYの費用

筆者作成イメージ:こたつを安く買える時期とDIYの費用

ダイニングテーブルのこたつ化を考える上で、コストは重要な要素です。
こたつ関連製品を安く購入できる時期を知り、DIYにかかる費用を把握しておくことで、計画的に準備を進めることができます。

こたつを安く購入できる時期

こたつやこたつ布団、ヒーターユニットといった季節商品は、需要が高まる冬本番よりも、シーズンが終わりかける時期に購入するのが最もお得です。

具体的には、冬物の在庫処分セールが始まる3月末から5月頃が狙い目です。
この時期には、多くの店舗で来シーズンに向けた在庫整理のため、通常価格よりも大幅に値下げされた商品が見つかることがあります。

急いでいないのであれば、このオフシーズンを待って購入することで、初期費用を大きく抑えることが可能です。

DIYにかかる費用の目安

DIYでダイニングテーブルをこたつ化する場合、主な費用はこたつヒーターユニットの購入費です。
ヒーターユニットの価格は、機能や種類によって幅があります。

ヒーターの種類価格帯の目安 特徴
石英管ヒーター3,000円 ~ 6,000円最も一般的で安価。
遠赤外線でじんわり温まる。
ハロゲンヒーター5,000円 ~ 8,000円速暖性に優れている。
石英管より寿命が長い。
フラットヒーター6,000円 ~ 10,000円薄型で足元が広い。
消費電力が少なく省エネ。

このヒーター代に加えて、必要に応じて以下の材料費がかかります。

  • 断熱材: 数百円~1,000円程度
  • 木材(ヒーター取り付け用): 数百円~2,000円程度
  • ネジ、金具類: 数百円程度
  • 上置き用の天板: 5,000円~(サイズや材質による)
  • こたつ布団: 5,000円~

最もシンプルな構成(ヒーター+断熱材)であれば1万円以下で実現可能ですが、天板や布団を新調する場合は、合計で2万円から3万円程度の予算を見ておくと良いでしょう。

これらの費用と、新しいダイニングこたつを購入する価格を比較検討し、自分に合った方法を選択することが大切です。

まとめ:ダイニングテーブルこたつ化で快適な冬を‼︎

寒い冬を暖かく過ごすためのアイテム『こたつ』。
みなさんが安心安全に、そしてなるべく安く利用できる方法をまとめます。

  • ダイニングテーブルのこたつ化は省スペースで経済的
  • 既存の家具を活用できオフシーズンの収納が不要
  • 立ち座りが楽で足腰への負担が少ない
  • 後付け用ヒーターユニットでDIYが可能
  • DIYにはドライバーや断熱材の準備が必要
  • 天板は既存のものを活用するか新規に用意する
  • 上置き天板には滑り止め対策が不可欠
  • こたつ布団はハイタイプ専用を選ぶと確実
  • 布団のずれ防止にはマジックテープが有効
  • ニトリのマグネット式ヒーターはDIY初心者におすすめ
  • 布団レスヒーターは見た目がすっきりする選択肢
  • デメリットとして足元が寒くなりやすい点がある
  • 火災防止のためヒーター周りの整理と掃除を徹底
  • テーブルの寿命が近い場合はリメイクより買い替えを検討
  • こたつ関連商品は春先のオフシーズンに安くなる
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