寒くなってくると毎日の睡眠に欠かせないのが、ふわふわの暖かい毛布ですよね。
でも、シーズン終わりや汚れが気になったとき、自宅で洗おうとして「あれ、どうすればいいんだっけ?」と手が止まってしまった経験はありませんか。
「毛布の洗濯にはネットが必要なのかな?」「サイズはどれくらいがベスト?」「ダイソーやニトリにある安いネットでも大丈夫?」など、調べてみると意外と悩みは尽きません。
特にドラム式洗濯機を使っている方は、ネットに入れるべきか、それとも入れない方がいいのか迷うことも多いはずです。
さらに、ネットに入れたまま乾燥機にかけてもいいのか、コインランドリーに持っていくときはどうすべきかなど、知っておきたいポイントは山ほどあります。
大切な寝具を長く使い続けるためにも、そして洗濯機の故障を防ぐためにも、正しい知識を持っておくことはとても大切です。
今回は、私自身の失敗談も交えつつ、毛布洗いに関する疑問をすっきり解消していきたいと思います。
- 毛布洗いに最適なネットのサイズとメッシュの選び方
- ニトリや100均など手軽に買えるネットの使い勝手と耐久性
- ドラム式洗濯機ではネットではなく洗濯キャップが必要な理由
- 脱水エラーや生乾きを防ぐための正しい洗濯手順とコツ
毛布をネットに入れて洗濯する際の選び方と注意点
「とりあえず大きいネットに入れればいいんでしょ?」と思っている方、ちょっと待ってください!
実は、毛布の洗濯において洗濯ネットの選び方は洗浄力や洗濯機の寿命を左右するとても重要な要素なんです。
ここでは、私が実際に試行錯誤してわかった、失敗しないネットの選び方と使い方の基本をシェアしますね。
毛布用洗濯ネットの最適なサイズと大きさ

まず一番悩むのが「サイズ」ですよね。
小さすぎると中で毛布がギュウギュウ詰めになって洗剤が行き渡りませんし、逆に大きすぎても中で偏ってしまって脱水エラーの原因になります。
一般的に、シングルサイズの毛布を洗うなら、以下のサイズを目安にすると良いでしょう。
| 形状 | 推奨サイズ | 特徴 |
|---|---|---|
| 長方形タイプ | 50cm × 115cm以上 | 屏風たたみに適しており、無理なく入る。 おすすめ。 |
| 正方形タイプ | 60cm × 60cm以上 | 汎用性は高いが、小さく畳む必要があるため中心が洗いにくいことも。 |
| 円筒型 | 直径40cm〜50cm | ロール状に丸めて入れるタイプ。 バランスが良いが容量に注意。 |
私の経験上、おすすめは「長方形タイプ」です。
毛布を無理に小さく畳まなくてもすっぽり入るので、洗剤液が浸透しやすく、洗い上がりがすっきりします。
洗濯ネットの「60cm」というサイズをよく見かけますが、厚手の毛布だと60cm角の正方形では少し窮屈かもしれません。
【ここがポイント!】
無理に詰め込むのはNG!洗濯ネットの中で毛布が少し動けるくらいの「適度な余裕」があるサイズを選びましょう。
汚れ落ちが良い粗目のネットを選ぶ理由

洗濯ネットには、網目が細かい「細目(ほそめ)」と、網目が大きい「粗目(あらめ)」がありますよね。
デリケートな衣類には細目を使いますが、毛布のような大物洗いには、断然「粗目」がおすすめです。
なぜかと言うと、ネットは衣類を守るバリアであると同時に、水や洗剤の通り道を阻害する壁でもあるからです。
毛布はただでさえ分厚く、水を含みにくい素材。
そこに網目の細かいネットを使ってしまうと、肝心の洗浄液が繊維の奥まで届かず、汚れが落ちないまま終わってしまう可能性があります。
【注意点】
ただし、ホックや装飾がついている特殊な毛布の場合は、引っかかりを防ぐために細目を選んだ方が安全なケースもあります。
基本は「粗目」で、素材に合わせて使い分けてくださいね。
【参照:消費者庁「新しい洗濯表示」】
ニトリとダイソーの洗濯ネットの耐久性


参考画像:ニトリ「洗濯ネット(ふとん用 DN02)」
「洗濯ネットなんて消耗品だし、100均でいいや」と思っていませんか?
私も以前はそう思ってダイソーなどの100円ショップの製品を愛用していました。
もちろん、小物洗いならそれで十分なのですが、毛布洗いとなると話は別です。
水を含んだ毛布は10kg近い重量になります。
脱水時の強烈な遠心力に耐えるには、やはりそれなりの「縫製強度」と「ファスナーの質」が求められます。
- 100均(ダイソー等): コスパは最高ですが、重い毛布を洗うとファスナーが弾けたり、縫い目がほつれたりすることがあります。
- 専門店(ニトリ等): 数百円〜千円程度しますが、生地がしっかりしていてファスナーカバーも付いているものが多く、安心感があります。
特にチェックしてほしいのが「ファスナーカバー(ファスナーガレージ)」の有無です。
これがないと、脱水中にファスナーの取っ手が洗濯槽に当たってカンカン音がしたり、最悪の場合洗濯槽を傷つけたりしてしまいます。
正しい毛布の畳み方と洗濯ネットへの入れ方

洗濯ネットの準備ができたら、次は入れ方です。
「適当に丸めて突っ込む」のは絶対にやめましょう!
中で団子状になってしまい、外側しか洗えません。
おすすめの畳み方は、洗濯ネットの形状に合わせた「屏風(びょうぶ)たたみ」です。
- 毛布を広げ、縦に細長くなるようにM字型(ジャバラ状)に折ります。
- 細長くなった毛布を、今度は端からパタパタと屏風のように折っていきます。
- 洗濯ネットのサイズに合わせて調整し、崩れないように入れます。
汚れている部分があれば、そこが一番外側にくるように畳むのがコツです。
円筒型の洗濯ネットを使う場合は、クルクルとロール状に巻いて入れてくださいね。
【参照:西川(nishikawa)「寝具の正しいケア方法」】
ドラム式は洗濯ネットより洗濯キャップが必須

ここが今回の記事で一番伝えたいことかもしれません。
実は、多くのメーカー(シャープや東芝など)の説明書には、ドラム式で毛布を洗う際は「洗濯ネットではなく、洗濯キャップを使用してください」と書かれていることが多いんです。
【洗濯キャップとは?】
ドラムの入り口にはめ込むプラスチック製のプレートのこと。
毛布がドラムの回転で手前に飛び出してくるのを防ぐ役割があります。
ドラム式で洗濯ネットに入れた毛布を洗うと、重量バランスが崩れて脱水エラーが起きやすくなるだけでなく、膨らんだ毛布がドアパッキンと高速回転するドラムの間に挟まり、パッキンが千切れたり水漏れしたりする大事故に繋がるリスクがあります。
これを防ぐのが「洗濯キャップ」なんです。
「洗濯ネットに入れれば大丈夫」というのは、主に縦型洗濯機のお話。
ドラム式ユーザーの方は、必ずご自宅の洗濯機の説明書を確認し、必要であれば純正のキャップを取り寄せてくださいね。
毛布のネット洗濯でよくある失敗と乾燥時のルール
洗濯機がガタガタと音を立てて止まってしまったり、洗い上がった毛布が生乾きで臭かったり…。
大物洗いにはトラブルがつきものです。
後半では、よくある失敗への対処法と、乾燥・仕上げのルールについて解説します。
毛布が洗濯ネットに入らない時の対処法

「買った洗濯ネットに毛布が入らない!」というのもよくある話です。
特にダブルサイズや厚手の合わせ毛布だと、規格サイズの洗濯ネットでは収まらないことがあります。
この場合、無理やり押し込むのはNGです。
先ほどもお伝えした通り、中で圧縮された毛布は水が通らず、全く洗えません。
対処法としては以下の2つです。
- 特大サイズ(布団用など)の洗濯ネットを買い直す: マチ付きや拡張型の洗濯ネットが便利です。
- コインランドリーを利用する: 家庭用洗濯機の容量オーバーである可能性が高いです。
無理せずプロの機械に頼りましょう。

脱水エラーを防ぐための偏り対策

洗濯終了間際に「ピーーッ」という警告音と共に洗濯機が止まる。
画面には「UE」や「E3」などのエラーコード…。
これは洗濯物が片寄って、洗濯槽がうまく回らない「偏心(へんしん)」が原因です。
洗濯ネットに入れた毛布はひとつの大きな塊になるため、どうしても重心が偏りやすくなります。
もしエラーで止まってしまったら、以下の手順を試してみてください。
一度フタを開け、洗濯ネットの中の毛布をほぐして、重さが均等になるように入れ直す。
これだけです。
縦型洗濯機なら、ドーナツ状に中心を空けて配置し直すのが効果的です。
それでもダメな場合は、水を含んで重くなりすぎている可能性があるので、一度手で押して水を切ってから再トライしてみてください。
すすぎ残しを防ぐ洗剤と柔軟剤の使い方

洗濯ネットに入れた毛布は水の循環が悪くなるため、洗剤の溶け残りが発生しやすくなります。
特に冬場、粉末洗剤を使う場合は要注意です。
せっかく洗ったのに洗剤カスがついていたらガッカリですよね。
おすすめは液体洗剤を使用すること。
そして、洗濯コースの設定は「節水モード」や「すすぎ1回」ではなく、「注水すすぎ」や「すすぎ2回」を選んで、たっぷりの水ですすぐことです。
【柔軟剤の入れすぎに注意】
「ふわふわにしたい!」と思って柔軟剤をドバドバ入れるのは逆効果。
繊維の吸水性が落ちたり、黒ずみの原因になったりします。 適量を守りましょう。
洗濯ネットに入れたまま乾燥機を使うリスク

洗濯が終わったらそのまま乾燥機へ…といきたいところですが、「洗濯ネットに入れたまま乾燥機」は絶対にNGです!
理由は単純明快。
- 乾かない: 毛布が重なった状態で固定されるため、外側だけ熱くなって中が生乾きになります。雑菌臭の原因になります。
- シワになる: 乾燥機は衣類を舞い上がらせてシワを伸ばしますが、洗濯ネットに入っているとその効果が得られず、頑固なシワがつきます。
- 洗濯ネットが溶ける: 洗濯ネットの素材(ポリエステルやナイロン)やファスナーは、乾燥機の高温に耐えられず変形したり破損したりする恐れがあります。
乾燥機にかける際は、必ず洗濯ネットから取り出し、ほぐしてから投入してください。
これだけで仕上がりのふわふわ感が劇的に変わります。

コインランドリーへの運搬に洗濯ネットを活用

「じゃあ乾燥機を使うなら洗濯ネットはいらないの?」と思われるかもしれませんが、ここで洗濯ネットが意外な活躍を見せます。
自宅で洗って脱水まで済ませた後、コインランドリーの大型乾燥機だけ使いに行くこと、ありますよね。
そんな時、濡れて重くなった毛布を運ぶのに洗濯ネットが非常に便利なんです。
濡れた毛布をそのままカゴに入れると、端っこが床に垂れて汚れてしまったり、水滴が垂れたりします。
洗濯ネットに入っていれば持ち運びも楽ですし、車への積み込みもスムーズ。
乾燥機に入れる直前に洗濯ネットから出せばOKです。

毛布を洗濯ネットで洗濯する手順のまとめ
最後に、今回お話ししたポイントをまとめます。
- サイズ選び: 余裕のある大きめサイズ(長方形がおすすめ)を選ぶ。
- メッシュ: 汚れ落ち重視なら「粗目」の洗濯ネットを使う。
- 機種の違い: 縦型は洗濯ネット必須、ドラム式は「洗濯キャップ」推奨の場合が多いので説明書を確認!
- 乾燥: 乾燥機にかける時は必ず洗濯ネットから出す。
毛布の洗濯は少し大掛かりな家事ですが、正しい道具と手順で行えば、自宅でも驚くほどさっぱりキレイに仕上がります。
今度の週末は、お天気の良い日を狙って毛布洗いにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ふかふかの毛布で眠る幸せは、何にも代えがたいですよ!


