新築やリフォーム、お部屋の模様替えでカーテンレールが必要になった際、ニトリでの購入と取り付けを検討する方は多いでしょう。
しかし、いざ依頼しようとすると、ニトリの取り付けサービス概要や、具体的なニトリの出張採寸費と取付工賃がどれくらいなのか気になります。
また、カーテンレールの取り付け費用はいくらくらいが相場ですか?という疑問や、自分で取り付け(DIY)する場合の費用と注意点、賃貸でも安心な簡単な取り付けアイテム『つっぱりカーテンレール』の存在、そしてニトリと他社比較のポイントなど、知りたい情報は多岐にわたります。
この記事では、ニトリのカーテンレール取り付け費用に関する情報を網羅し、他社との比較や自分で設置する場合の選択肢まで、あなたの疑問を解消します。
- ニトリのカーテンレール取り付けサービスの料金体系と利用時の注意点
- ホームセンターや専門店など依頼先別の一般的な費用相場
- DIYで取り付ける場合の費用メリットと、失敗しないための重要なポイント
- カインズやコーナンなど他社サービスとの比較と、最適な業者の選び方
ニトリのカーテンレール取り付け費用とサービス詳細
- ニトリの取り付けサービス概要
- ニトリの出張採寸費と取付工賃
- カーテンレールの取り付け費用はいくらくらいが相場ですか?
- 自分で取り付け(DIY)の費用と注意点
- 簡単な『つっぱりカーテンレール』という選択
ニトリの取り付けサービス概要

ニトリでカーテンレールの取り付けを依頼する場合、まず知っておくべき基本的なルールがいくつかあります。
最も大切な点は、この取り付けサービスはニトリで購入したカーテンレール本体が対象であるということです。
他社で購入した商品や、すでに持っているカーテンレールの取り付けのみを依頼することはできません。
また、取り付けサービスの申し込みは、ニトリネット(オンラインストア)では受け付けておらず、ニトリの各店舗で直接申し込む必要があります。
一部のデコホーム店舗などでは取り扱いがない場合もあるため、事前に最寄りの店舗でサービスの有無を確認するのが確実です。
このように、ニトリのサービスは、店舗で商品を選び、その場で採寸から取り付けまでを一括して相談・依頼したい方に適した仕組みになっています。
【ニトリ公式】カーテン取り付けに関するFAQページ

ニトリの出張採寸費と取付工賃

ニトリの取り付け費用は、全国一律の料金表がウェブサイトなどで公開されているわけではありません。
費用は、取り付ける窓の数、レールの種類、お住まいの地域、そして採寸を依頼するかどうかによって変動します。
まず、取り付けを依頼する場合、多くの場合で「出張採寸費」が発生します。
過去の事例では、この採寸費が5,000円から8,500円程度かかったというケースがあります。
専門スタッフが自宅を訪問し、正確な寸法を測ってくれるため、オーダーメイドのレールや複雑な窓でも安心してお任せできるメリットがあります。
次に、「取付工賃(施工費)」が必要です。
これも窓の数やレールの種類によって変わりますが、一例として、基本となる出張料金(採寸費とは別)が約5,000円程度、それに加えてレール1箇所あたり約1,500円程度の作業費がかかった事例が報告されています。
別の事例では、複数個所まとめて総額約18,000円の取付料金がかかったケースもありました。
いずれにしても、ニトリで取り付けを検討する場合は、必ず購入予定の店舗で、自宅の窓の状況(おおよそのサイズや数)を伝えた上で、詳細な見積もりを出してもらうことが不可欠です。
【ニトリ公式】ニトリの窓まわりオンライン相談
カーテンレールの取り付け費用はいくらくらいが相場ですか?

ニトリでの費用を考える上で、一般的な市場の相場を知っておくことは比較のために役立ちます。
カーテンレールの取り付け費用は、どこに依頼するかによって大きく異なります。
主な依頼先としては、「ホームセンター」「インテリア専門店」「リフォーム業者・専門業者」の3つが挙げられます。
一般的な1窓あたりの取り付け費用目安は、以下の表の通りです。
| 依頼先 | 1窓あたりの費用目安 (本体代含まず) | 特徴 |
|---|---|---|
| ホームセンター | 3,000円 ~ 8,000円 | 購入とセットで依頼でき、 比較的安価。 |
| インテリア専門店 | 5,000円 ~ 12,000円 | デザイン性の高いレールも多く、 専門的な提案が期待できる。 |
| リフォーム業者 | 7,000円 ~ 15,000円 | 他のリフォームと併せて依頼可能。 技術力が高いが、割高になる傾向。 |
この表からわかるように、ニトリやカインズなどのホームセンターは、専門店やリフォーム業者に比べて費用を抑えやすい傾向にあります。
ただし、これらの費用には基本となる「出張費」や「採寸費」が別途加算されるケースが多いため、総額でいくらになるのかを必ず見積もりで確認する必要があります。
自分で取り付け(DIY)の費用と注意点
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取り付け費用を最も安く抑える方法は、自分で取り付ける(DIY)ことです。
DIYの場合、必要な費用は「カーテンレール本体の代金」と「必要な工具代」のみです。
ニトリやホームセンターでは、伸縮式の機能性レールであれば1本1,000円程度から購入可能です。
工具(電動ドライバー、下地探しセンサー、メジャー、水平器など)をすでに持っていれば、レール代だけで済みます。
もし工具を揃える場合でも、数千円程度で基本的なセットが手に入ります。
業者に依頼すると1窓あたり数千円の工賃がかかることを考えると、DIYは大きな節約になる可能性があります。
しかし、DIYには注意点とデメリットも存在します。
最大の注意点は、カーテンレールを「下地」のある場所にしっかりと固定することです。
下地とは、壁の内部にある柱や補強材のことで、石膏ボードのみの場所に取り付けてしまうと、カーテンの重さでレールごと落下し、壁に大きな穴が空いてしまう危険があります。
下地は「下地探しセンサー」という専用の道具で正確に見つける必要があります。
また、レールを水平に取り付ける技術や、壁に穴を開ける作業への抵抗感なども考慮すべき点です。
【メーカー公式】カーテンレールメーカーの取り付けガイド

簡単な『つっぱりカーテンレール』という選択


参考画像:ニトリ「つっぱりカーテンレール伸縮式」
業者に依頼する費用はかけたくない、かといって壁に穴を開けるDIYにも自信がない、という方に最適なのが「つっぱりカーテンレール」です。
これは、つっぱり棒の仕組みを利用して、壁と壁の間にレールを圧着して固定するアイテムです。
ニトリでも、さまざまなサイズや耐荷重のつっぱりカーテンレールが販売されています。
最大のメリットは、工具不要で、壁に一切穴や傷を付けずに設置できる点です。
そのため、賃貸住宅で壁に穴を開けられない場合に最適解となります。
取り付けも非常に簡単で、誰でも手軽にカーテンを設置できます。
いっぽうで、デメリットも理解しておく必要があります。
それは、あくまで「つっぱり式」であるため、耐荷重に限界がある点です。
一般的なつっぱりレールでは、耐荷重が数kg程度(例:約7kgなど)のものが多く、重量のある遮光カーテンや、幅の広い窓で大きなカーテンを吊るすのには向いていません。
無理に重いカーテンをかけると、レールが落下する可能性があるため注意が必要です。
レースカーテンや軽量なドレープカーテンでの使用に適しています。
また、「ワンタッチ式 突っ張りカーテンポール」という商品もあります。


参考画像:ニトリ「ワンタッチ式 突っ張りカーテンポール」
これは床と天井の間に伸縮式のポールを取り付けられるアイテムです。
天井に段差があっても設置できるため、部屋の間仕切りや目隠しにも活用できます。
【ニトリ公式】『つっぱりカーテンレール』『ワンタッチ式 突っ張りカーテンポール』
ニトリ以外のカーテンレール取り付け費用と業者比較
カインズの取り付け費用
カインズホームでも、カーテンレールの取り付けサービスを提供しています。
カインズのサービスも、基本的にはカインズで購入した商品が対象となります。
費用の一例として、1箇所あたり4,000円から7,000円程度が目安とされています。
また、3本以上の取り付けで1本あたりの単価が安くなる(例:1本2,000円〜)といった、複数箇所をまとめて依頼する場合の料金設定があることもあります。
ニトリと同様に、選ぶレールの種類や取り付け場所の状況によって費用は変動するため、店舗での見積もりが必要です。
【カインズ公式】取り付けサービス(リフォーム)ページ
コーナンの取り付け費用
コーナンも、店舗でカーテンレール取り付けの相談を受け付けています。
費用相場は他のホームセンターと大きく変わらず、1窓あたり4,000円から8,000円程度が目安となります。
コーナンも、基本的には店舗で購入した商品の取り付けが前提です。
お住まいの地域や店舗によって、サービス内容や提携している業者が異なる場合があるため、詳細は最寄りの店舗のリフォーム・サービスカウンターなどで確認するのが確実です。
【コーナン公式】リフォーム・取り付けサービスページ
ビバホームの取り付け費用
ビバホーム(LIXILビバ)でも、同様の取り付けサービスが提供されています。
費用の目安としては、1窓あたり4,500円から8,000円程度とされています。
こちらも、購入商品に対する取り付けサービスが基本です。
ホームセンター各社の費用は、あくまで標準的な取り付け作業の目安であり、壁の材質が特殊であったり、高所作業が必要だったりする場合は、追加料金が発生する可能性も考慮しておくべきです。
【ビバホーム】リフォーム・取り付けサービスページ
ニトリと他社比較のポイント

ニトリとカインズなどの他社ホームセンターを比較検討する際、費用だけで決めるのは早計かもしれません。
いくつかの比較ポイントを考慮に入れることをおすすめします。
商品ラインナップの違い
ニトリの取り付けサービスは、当然ながらニトリで販売されている商品(機能性レール、装飾レール、オーダー品など)に限定されます。
いっぽう、他社も同様に自社(または提携メーカー)の商品が基本です。
デザインや機能の品揃えは各社で異なるため、まずは好みのカーテンレールを扱っている店舗がどこかを比較するのがスタート地点となります。
採寸サービスの有無と費用
ニトリは有料(一例:5,000円〜)の出張採寸サービスを重視している傾向があります。
これは、オーダーカーテンやオーダーレールなど、正確な寸法が求められる商品を安心して購入してもらうための仕組みです。
採寸に自信がない場合は、こうしたサービスがあるニトリは安心感が高いと考えられます。
利便性
ニトリはカーテン本体の種類も非常に豊富です。
カーテンレールとカーテンを同じ店舗で選び、採寸から取り付けまでをワンストップで(一つの窓口で)依頼できる手軽さは、ニトリの大きな強みです。
ニトリのカーテンレール取り付け費用の総まとめ
ニトリの取り付けサービス概要や、具体的な出張採寸費と取付工賃がどれくらいなのか気になる人に向けて、ポイントを以下にまとめます。
- ニトリの取り付け費用はWEB上に明確な定価がない
- 費用は窓数、レールの種類、地域、採寸の有無で変動する
- 見積もりはニトリの店舗でのみ相談・依頼が可能
- 取り付けサービスはニトリで購入した商品に限定される
- 他社製品の持ち込み取り付けは不可
- 費用は「出張採寸費」と「取付工賃」で構成されることが多い
- 出張採寸費の目安は一例として5,000円から8,500円程度
- 取付工賃は基本出張費+1窓あたりの作業費で計算される例がある
- 一般的な取り付け費用の相場はホームセンターで1窓3,000円から8,000円程度
- DIYはレール本体代と工具代のみで最も安価
- DIYの最大の注意点は「下地」を正確に見つけること
- 下地がないとレールが落下し壁を破損するリスクがある
- 『つっぱりカーテンレール』は穴あけ不要で賃貸に最適
- つっぱり式は耐荷重に限界があり、重いカーテンには不向き
- カインズやコーナン、ビバホームも同様の取り付けサービスを提供している
- 他社と比較する際は、商品ラインナップや採寸サービスの有無も考慮する
- ニトリはカーテン本体も同時に選べ、ワンストップで依頼できる利便性が高い

