カウンター下収納で後悔しない!失敗例と活用アイデア

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カウンター下収納で後悔しない!失敗例と活用アイデア
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カウンターキッチンの下に設置する収納は、スペースを有効活用できる魅力的なアイテムです。

ただ、設置した後に「カウンター下収納で後悔している」という声が少なくないのも現実です。

その理由の多くは、「いらない」と感じるデメリットを検討していなかったり、「はみ出る」などサイズ選びの失敗をしてしまったりすることにあります。

特に、後悔しないための奥行き選びのコツを知らないと、結局「何を入れる」べきなのか分からなくなったり、使い勝手が悪い収納パターンの例に陥りがちです。

この記事では、そうした後悔を未然に防ぐための具体的なポイントを詳しく解説します。

参考にしたい収納アイデア集はもちろん、おしゃれなアイテムの活用法や、DIYで理想の収納を作るヒントまで、素敵な活用実例を紹介していきます。

あえて設置しない、キッチンワゴンという選択肢も含めて、あなたの暮らしに最適な答えを見つけるお手伝いをします。

記事のポイント
  • カウンター下収納でよくある後悔の理由
  • 失敗しない収納サイズ(特に奥行き)の選び方
  • IKEAやDIYなどのおしゃれな活用アイデア
  • 設置しない場合の賢い代替案
目次
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カウンター下収納で後悔する理由

「いらない」と感じるデメリット

筆者作成イメージ:「いらない」と感じるデメリット

カウンター下収納を設置したものの、「結局いらなかった」と感じるケースがあります。

主な理由は、収納があることでかえって物が増えてしまう点にあります。

「とりあえず入れておこう」という意識が働き、使わない物の避難場所になってしまうのです。

また、本来は椅子を置いてくつろいだり、作業したりするための足元スペースを収納家具が占領してしまうこともデメリットと考えられます。

収納を確保したために、ダイニング空間の快適さや視覚的な「余白」が失われ、圧迫感を感じるようになることも、「いらない」と感じる一因です。

「はみ出る」などサイズ選びの失敗

筆者作成イメージ:「はみ出る」などサイズ選びの失敗

設置後の後悔で最も多いのが、サイズ選びの失敗です。

特に、カウンターの天板から収納家具が「はみ出る」ケースは、見た目が悪いだけでなく、生活動線を妨げる原因になります。

カウンターの奥行きや高さを正確に測定せずに購入し、実際に置いてみると想像以上に圧迫感があったり、近くに置いたダイニングテーブルの椅子と干渉したりすることがあります。

高さが合わないために不格好な隙間ができてしまったり、コンセントや配管の位置を考慮していなかったために設置自体が難しくなったりする例も見受けられます。

【参照:Smart Factory(採寸と設置について)

後悔しないための奥行き選びのコツ

カウンター下収納の使いやすさは、奥行き選びで決まると言っても過言ではありません。

浅すぎると収納できる物が限られ、深すぎると奥の物が取り出しにくくなり、デッドスペースが生まれやすくなります。

重要なのは、「カウンター下に何を収納したいか」を具体的に決めてから、最適な奥行きを選ぶことです。

一般的な奥行きと、それぞれに適した収納物の目安を以下の表にまとめました。

スクロールできます
奥行きの目安メリットデメリット・注意点主な収納物の例
約15cm~20cm圧迫感がなく空間を広く使える。
動線を妨げにくい。
大きな皿やA4ファイルは入らない。文庫本、
CD/DVD、
コップ、
小さな雑貨、
文房具
約25cm~30cm収納力と圧迫感のバランスが良い。
最も人気のサイズ。
A4ファイルはギリギリか入らない場合がある。(内寸注意)食器類、
カトラリー、
雑誌、
子供の絵本、
日用品ストック
約35cm以上A4ファイルボックスが収まる。
収納力が高い。
圧迫感が出やすい。
カウンターからはみ出る可能性。
A4書類、
ファイルボックス、
大きめの調理器具、
家電

A4サイズの書類やファイルを収納したい場合は、ファイルボックスごと収まる内寸30cm以上(外寸で35cm程度)の奥行きを検討する必要があります。

結局「何を入れる」場所なの?

筆者作成イメージ:結局「何を入れる」場所なの?

カウンター下収納を設置する前に「何を入れるか」を決めておかないと、使い道のない「ガラクタ置き場」になりがちです。

このスペースの基本は、「ダイニングやリビング側で使う物」を収納することです。

具体的には、ダイニングテーブルで使うカトラリー(箸やスプーン)、ランチョンマット、調味料などが挙げられます。

また、リビングで使う文房具、爪切りや常備薬などの日用品、リモコン類、子供の学習道具や連絡プリントなども適しています。

逆に、キッチン側でしか使わない調理器具や、使用頻度の極端に低い来客用の食器などを入れると、取り出すのが面倒になり、次第に使われなくなる傾向があります。

【参照:DAIKEN(片付けはどこから始める?整理収納アドバイザーが手順や10のコツを紹介)

使い勝手が悪い収納パターンの例

筆者作成イメージ:使い勝手が悪い収納パターンの例

デザインだけで選んでしまい、実際の使い勝手が悪くて後悔するパターンもあります。

例えば、ダイニングテーブルを収納のすぐ前に置いているのに「開き戸」タイプを選んでしまうと、扉を開けるたびに椅子を動かさなければならず、非常に不便です。

この場合は「引き戸」タイプが適しています。

また、奥行きが深い収納を選んだ結果、奥にしまった物が見えなくなり、手前の物しか使わなくなるのも典型的な失敗例です。

さらに、カウンター下は床に近いため、収納物の出し入れのたびに「深くかがむ」動作が必要になります。これが面倒になり、次第に使わなくなる人も少なくありません。

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カウンター下収納の後悔を回避する活用術

参考にしたい収納アイデア集

筆者作成イメージ:参考にしたい収納アイデア集

カウンター下収納を上手に活用するには、収納アイテムの工夫が鍵となります。

前述の通り、奥行きがある収納は奥がデッドスペースになりがちですが、ファイルボックス収納ボックスを活用することで、空間を仕切ることができます。

ボックスごと引き出せるようにすれば、奥に入れた物も簡単に取り出せます。

また、棚板が固定されているタイプは使い勝手が悪くなりがちです。

収納したい物に合わせて高さを変えられる「可動棚」タイプを選ぶと、スペースを無駄なく活用できます。

食器や文房具など、細々した物は種類ごとにケースを分けて整理すると、見た目がスッキリするだけでなく、在庫管理もしやすくなります。

おしゃれなIKEAの活用法

カウンター下をおしゃれで機能的な収納スペースに変えたい場合、IKEAのアイテムは非常に人気のある選択肢となります。

その理由は、洗練されたシンプルな北欧デザインがどんなインテリアにも馴染みやすいこと、そして日本の住宅事情、特にカウンター下特有の限られたスペースに適合するサイズ展開と、高いカスタマイズ性にあります。

IKEAの収納家具はモジュール式(規格化された部品を組み合わせる方式)を採用していることが多く、家族構成やライフスタイルの変化に合わせて、後から扉や引き出しを追加できる点も大きな魅力です。

EKET(エーケト) シリーズ

参考画像:IKEA「EKET(エーケト)シリーズ」

特に「神フィット」すると人気を集めているのが「EKET(エーケト)」シリーズです。

このシリーズ最大の魅力は、奥行きが15cm、25cm、35cmと複数の選択肢があることです。

カウンター下のスペースは圧迫感を出したくないけれど、収納は欲しいという場合に、奥行き15cmや25cmのモデルはまさに理想的なサイズと言えます。

正方形や長方形など、さまざまなサイズのキャビネットをパズルのように自由に組み合わせられるため、カウンター下の幅や高さに合わせて無駄なく設置できます。

また、床に直接置く(専用の脚を取り付けることも可能)だけでなく、壁に取り付けて「浮かせる収納」にできる点も特徴です。

壁掛けにすれば、収納の下に空間が生まれるため、床掃除が格段にしやすくなるというメリットがあります。

ただし、奥行き15cmのタイプは、収納できる物が文庫本やCD、DVD、薄型の雑貨などに限られるため、何を収納したいかを明確にしてから選ぶ必要があります。

BESTÅ(ベストー) シリーズ

参考画像:IKEA「BESTÅ(ベストー)シリーズ」

もう少ししっかりとした、リビング収納としての高級感を求める場合は「BESTÅ(ベストー)」シリーズも有力な候補になります。

BESTÅ(ベストー)には奥行き20cm(正しくは22cm)の薄型フレームがあり、これもカウンター下に最適です。

EKET(エーケト)よりも本格的なテレビボードやリビングキャビネットとして設計されているため、豊富な扉のデザインや引き出しのオプションを組み合わせ、洗練された「隠す収納」を構築できます。

KALLAX(カラックス) シリーズ

参考画像:IKEA「KALLAX(カラックス)シリーズ」

定番の「KALLAX(カラックス)」シリーズも、カウンター下収納に応用されることが多いアイテムです。

このシリーズは正方形のグリッドデザインが特徴で、「見せる収納」のベースとして最適です。

魅力は、専用のインサート(扉付きボックスや引き出しユニット)が豊富なこと。

これらを組み合わせることで、見せたい雑貨と隠したい日用品を一つの棚で両立させることが可能です。

ただし、KALLAX(カラックス)には注意点があります。

基本的な奥行きが約39cmと深めであるため、多くの一般的なカウンター下(奥行き30cm前後)に設置すると、手前にはみ出してしまいます。

カウンター自体の奥行きが十分にあるか、多少はみ出ても生活動線に問題がないかを事前に確認することが不可欠です。

BILLY(ビリー) シリーズ

参考画像:IKEA「BILLY(ビリー)シリーズ」

本棚の定番である「BILLY(ビリー)」も、その薄さを活かして応用されることがあります。

奥行き28cmというサイズは、食器や雑誌、A4ファイル以外の書類などを収納するのに適しています。

ただし、BILLY(ビリー)は基本的に背の高い本棚として設計されています。

そのため、カウンター下(一般的に高さ85cm〜100cm程度)に収めるには、高さ80cmのモデルを選ぶなど、サイズを慎重に確認する必要があります。

いずれのシリーズを選ぶ場合でも、IKEA製品は基本的に購入者自身での組み立てが必要です。

また、特にカウンター下に置く薄型の家具は転倒しやすいため、安全のために付属の固定器具で壁にしっかりと固定することが強く推奨されています。

DIYで理想の収納を作る

市販の収納家具では自宅のカウンター下にぴったり合うサイズが見つからない、という場合もあります。

そのような時は、DIY(日曜大工)で理想の収納を作るのも一つの有効な手段です。

最も簡単な方法としては、市販のカラーボックスオープンラックを横置きにして活用する方法が挙げられます。

また、突っ張り棒を利用して、目隠し用のカーテンを取り付けるだけでも、雑多な印象を隠し、スッキリとした空間を演出できます。

もう少し本格的に、カウンター下のサイズに合わせて木材をカットし、可動棚を取り付けたオープンシェルフを自作する人もいます。

DIYであれば、コンセントの位置などを避けながら、無駄のない収納が実現可能です。

【参考サイト:DIYを安全に行うための基本知識(日本DIY・ホームセンター協会)

素敵な活用実例を紹介

カウンター下収納は、ライフスタイルの変化に合わせて使い方を変えていく柔軟性も求められます。

例えば、子供が小さい頃は、おもちゃや絵本を収納するキッズスペースとして活用していた実例があります。

子供が成長し、小学校に上がると、同じ場所をランドセルや教科書、文房具を置く「学習スペース」へと変更しています。

また、在宅ワークが増えたことをきっかけに、カウンター下収納の一部をプリンター置き場や書類、仕事道具をまとめる「ワークスペース」として活用する実例も見られます。

キッチンワゴンという選択肢

筆者作成イメージ:キッチンワゴンという選択肢

ここまでカウンター下収納の活用法を紹介してきましたが、そもそも「収納家具を設置しない」という選択肢も、後悔を避けるための賢明な判断です。

特に「カウンター下収納はいらない」と感じる人にとって、キッチンワゴンは非常に有効な代替案となります。

ワゴンであれば、本当に必要な1軍のアイテムだけを厳選して収納できます。

また、キャスター付きで自由に移動できるため、料理中はキッチンのそばへ、食事中はテーブルの横へ、と必要な場所に持ってこられる利便性があります。

何より、カウンター下のスペースが空くため、掃除がしやすく、空間の圧迫感もなくなるのが大きなメリットです。

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まとめカウンター下収納で後悔しない

  • 設置前に「何を入れるか」を必ず明確にする
  • カウンターの高さ、幅、奥行きを正確に測る
  • 特に奥行きは収納したい物に合わせて選ぶ
  • A4ファイルを入れるなら内寸30cm以上を検討
  • ダイニングテーブルや椅子との動線を確保する
  • 扉の開閉スペース(開き戸か引き戸か)を考慮する
  • 「はみ出る」サイズは動線を妨げ失敗しやすい
  • 「いらない」と感じるなら無理に設置しない
  • 収納が増えると物が増える可能性も考慮する
  • IKEAのエーケトシリーズは薄型で人気が高い
  • ファイルボックスや収納ケースを活用し奥の物も取り出しやすく
  • DIYでジャストサイズを目指すのも一つの方法
  • 見せる収納と隠す収納を使い分ける
  • キッチンワゴンは有効な代替案になる
  • 自分のライフスタイルに合うかが最も大切
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