ベッド下収納に入れてはいけないものと理由。カビ湿気対策も解説

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ベッド下収納に入れてはいけないものと理由。カビ湿気対策も解説
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ベッド下のデッドスペースを有効活用したいと考える方は多いですが、ベッド下収納に向かないものは何ですか?と疑問に思うこともあるでしょう。

収納を増やす便利な方法に見えますが、実は湿気によるカビの発生に注意が必要で、溜まりやすいほこり対策の方法も知っておく必要があります。

中には収納を「やめた」人がいるのも事実です。

また、風水で入れてはいけないものとは?といった観点も気になります。

この記事では、ベッドの下に収納するとき何を入れたらいい?という疑問に答え、「入れていいもの」をしまう上手な収納アイデアから、上手な引き出し収納方法、便利なプラスチック製ケースの活用法まで、失敗や後悔を避けるための知識を解説します。

記事のポイント
  • ベッド下収納に入れてはいけない具体的なアイテム
  • 湿気やカビ、ほこりを防ぐための具体的な対策
  • 風水の観点から避けるべき収納物
  • 安全に収納できるアイテムと上手な収納アイデア
目次
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ベッド下収納に入れてはいけないものとその理由

ベッド下収納に向かないものは何ですか?

筆者作成イメージ:ベッド下収納に向かないものは何ですか?

ベッド下のスペースは、収納場所として魅力的ですが、全てのアイテムの保管に適しているわけではありません。

収納に向かないものの代表例は、湿気や温度変化に弱いアイテムです。

人は寝ている間にコップ1杯分もの汗をかくと言われており、その湿気はマットレスを通してベッド下へと逃げていきます。

このため、ベッド下は家の中でも特に湿気がこもりやすい場所の一つとなります。

具体的には、紙類(本、アルバム、書類など)は湿気を吸ってしまい、波打ったりカビが生えたりする原因になります。

高価な楽器や精密機器なども、湿気によって変質したり故障したりするリスクがあるため、保管場所としては不向きです。

また、開封済みの食品や飲料を置くことは衛生上、絶対に避けるべきです。

これらは湿気で傷みやすいだけでなく、害虫を引き寄せる原因にもなりかねません。

寝室という清潔を保ちたい空間において、害虫の発生源を作ることは避けなければなりません。

【参照:厚生労働省(快眠と生活習慣)

【風水】で入れてはいけないものとは?

筆者作成イメージ:【風水】で入れてはいけないものとは?

収納アイテムを選ぶ際、風水や家相といった考え方を参考にする方もいらっしゃるかもしれません。

あくまで風水という特定の視点から見た一つの考え方になりますが、睡眠中は体のエネルギーを充電する大切な時間とされています。

この考え方において、ベッドの下に物を詰め込むと、エネルギー(気)の流れが滞り、睡眠の質や運気に悪影響を与える可能性があると言われているのです。

特に風水で入れてはいけないものとされるのが、「死」「停滞」を連想させるアイテムです。

例えば、動物の毛皮(ファー)や革製品は、動物の「死」を象徴するとされ、寝室の気、特にベッド下には置かない方がよいとされています。

また、何年も使っていない古いもの、壊れたもの、過去の思い出に縛られるようなアイテム(古い手紙や日記など)も、停滞した気を生む原因になると考えられます。

このような風水の視点を重視する場合、ベッド下にはなるべく物を置かずに空間を空けておくのが理想とされています。

もし収納する場合は、シーツやパジャマの替えなど、清潔で「生きた」アイテムを少数だけ置くのが良いとされています。

湿気によるカビの発生に注意

筆者作成イメージ:湿気によるカビの発生に注意

前述の通り、ベッド下に湿気がこもりやすい最大の理由は、睡眠中の発汗です。

マットレスや布団が吸った湿気は、下に放出されますが、ベッド下が収納物でふさがれていると、空気の通り道がなくなり湿気が滞留します。

この滞留した湿気と、寝具から落ちるフケやアカ、そして溜まったほこりが組み合わさることで、カビにとって最適な繁殖環境が整ってしまいます。

特に、引き出し付きベッドのボックス構造や、床に直接置くタイプの収納ケースは、床との間にわずかな隙間しかなく、通気性が著しく悪化しやすいです。

一度カビが発生すると、収納していた衣類やバッグにカビ臭さが移るだけでなく、カビの胞子が寝室の空気中に飛散し、アレルギーや喘息といった健康被害を引き起こす可能性も否定できません。

収納物だけでなく、ベッドフレーム本体やマットレスの裏側までカビが広がってしまうと、除去するのは非常に困難になります。

【参照:厚生労働省((カビ)及びダニ対策について)

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溜まりやすいほこり対策の方法

筆者作成イメージ:溜まりやすいほこり対策の方法

ベッド下は、湿気だけでなくほこりも非常に溜まりやすい場所です。

その主な原因は、布団、シーツ、毛布といった寝具から出る繊維くずです。

これに加えて、髪の毛皮膚の角質(フケ)、外部から持ち込まれる花粉や砂などが混ざり合い、ほこりとなります。

ベッド下は構造上、掃除機やモップが奥まで届きにくく、掃除がしにくいデッドスペースになりがちです。

そのため、意識して掃除をしないと、ほこりが綿ぼこりのように大きく溜まっていきます。

このほこりは、ダニや害虫の格好の住処となります。

溜まったほこりを放置すると、寝返りを打つたびに空気中に舞い上がり、それを吸い込むことでアレルギー症状を悪化させる懸念があります。

収納ケースを置いている場合、ケースの上や隙間にほこりが積もり、ケースを引き出すたびにほこりが舞うことにもなりかねません。

対策としては、ベッド下の掃除がしやすいよう、キャスター付きの収納ケースを選び、定期的にケースごと動かして掃除することが大切です。

【参照:東京都保健医療局(住居に起因するアレルギー疾患)

なぜ収納を「やめた」人がいるのか

筆者作成イメージ:なぜ収納を「やめた」人がいるのか

ベッド下収納の利用を「やめた」という人がいる背景には、これまで述べてきた「カビ」「ほこり」の問題が大きく関わっています。

カビやほこりによる健康被害や、大切な収納物がダメになってしまった経験から、ベッド下には何も置かない方が良いという結論に至るケースは少なくありません。

また、収納を「やめた」理由として、掃除の手間が想像以上にかかることも挙げられます。

ベッド下の奥まで掃除機をかけるには、重い収納ケースをすべて引き出さなければならず、その作業が大きな負担となり、次第に掃除が億劫になってしまうのです。

さらに、収納スペースがあることでかえって物が増えてしまったり、「とりあえずベッド下へ」と何でも詰め込んでしまい、結果として何を入れたか忘れてしまう「ブラックホール化」も理由の一つです。

奥にしまったものが取り出しにくいため、使用頻度の低いものが溜まり続けてしまうこともあります。

これらのデメリットが、便利さというメリットを上回った時、人々はベッド下収納をやめることを選択するのです。

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「入れてはいけないもの」を避ける賢い収納術

ベッドの下に収納するとき何を入れたらいいですか?

筆者作成イメージ:ベッドの下に収納するとき何を入れたらいいですか?

ベッド下収納のリスクを踏まえた上で、それでもスペースを活用したい場合、入れるアイテムを厳選することが重要です。

ベッドの下に収納するとき何を入れたらいいですか?という問いに対する答えは、「湿気やほこりの影響を受けにくいもの」そして「使用頻度が低いもの」となります。

最も適しているのは、オフシーズンの衣類です。

セーターやコート、Tシャツなどは、後述する適切なケースに入れれば、湿気やほこりの影響を最小限に抑えて保管できます。

ただし、革製品や着物のような特に湿気に弱いデリケートな素材は避けるべきです。

同様に、季節外れの毛布やタオルケットなどの寝具類も適しています。

スーツケースやキャリーバッグも、ベッド下の空間を有効に使えるアイテムです。

これらは元々丈夫に作られており、それ自体を収納ケースとして、中にさらに別の物を入れて保管することもできます。

他にも、防災グッズ(非常食や水、簡易トイレなど)をまとめてベッド下に置いておくと、いざという時にすぐ取り出せる利点があります。

「入れていいもの」をしまう上手な収納アイデア

筆者作成イメージ:「入れていいもの」をしまう上手な収納アイデア

「入れていいもの」を選んだら、次に重要なのは「しまい方」です。

ただ詰め込むだけでは、結局カビやほこりのリスクを高めてしまいます。

最も効果的なアイデアは、「密閉」「防湿・防虫」です。

オフシーズンの衣類や寝具を収納する場合は、まず洗濯やクリーニングで汚れを完全に落とし、しっかり乾燥させます。

その後、圧縮袋を活用するのがおすすめです。

圧縮袋は、中の空気を抜くことでかさばる衣類や布団をコンパクトにできるだけでなく、湿気やほこり、害虫の侵入を物理的にシャットアウトできるメリットがあります。

このとき、防虫剤や除湿剤(シリカゲルなど)を一緒に入れると、長期間の保管でも安心感がでます。

また、収納ケースの中を小さな仕切りやボックスで区切るのも良いアイデアです。

靴下、下着、小物類を分けて収納することで、中身が一覧しやすくなり、必要なものを探す手間が省けます。

【参照:国民生活センター「衣料用防虫剤の使用に関する注意」
【参照:目黒区(クリーニングトラブルになる前に)

上手な引き出し収納方法

筆者作成イメージ:上手な引き出し収納方法

引き出し付きのベッドフレームを使用している場合、その構造を活かした収納方法が求められます。

引き出し収納のメリットは、ケースを別途購入する必要がなく、見た目がすっきりすることです。

しかし、引き出しの奥は手が届きにくく、通気性も悪くなりがちです。

上手な引き出し収納方法のコツは、収納する衣類を「立てて」入れることです。

Tシャツやスウェット、ズボンなどを畳んだ後、寝かせるのではなく、引き出しの深さに合わせて立てて収納します。

こうすることで、引き出しを開けたときに何がどこにあるか一目でわかり、取り出す際も他の衣類が崩れにくくなります。

また、使用頻度に応じて手前と奥で入れるものを分けるのも賢い方法です。

手前側には比較的よく使うもの(例:パジャマや部屋着のストック)、奥側には使用頻度の低いオフシーズンのものを配置すると、日常的な使い勝手が向上します。

便利なプラスチック製ケースの活用

筆者作成イメージ:便利なプラスチック製ケースの活用

ベッド下収納において、最も信頼性が高く便利なアイテムが、蓋付きのプラスチック製ケースです。

プラスチック製ケースが推奨される最大の理由は、その密閉性です。

しっかり蓋を閉めることで、湿気やほこり、害虫の侵入を高いレベルで防ぐことができます。

特にベッド下のように環境が厳しい場所では、この防御力が大きな差となります。

選ぶ際のポイントはいくつかあります。

第一に、キャスター(車輪)が付いているタイプを選ぶと、掃除や衣替えの際に重いケースを引き出すのが非常に楽になります。

第二に、ベッド下の高さ(床からベッドフレームまでの隙間)を正確に測定し、その高さに収まるケースを選ぶことです。

隙間なくぴったりすぎるものより、少し余裕を持って引き出せるサイズが適しています。

透明なケースを選べば中身が一目でわかりますが、生活感を隠したい場合は中身が透けないタイプを選ぶと良いでしょう。

その他のおすすめアイテム

筆者作成イメージ:その他のおすすめアイテム

プラスチック製ケースが最もおすすめですが、それ以外にもベッド下収納に役立つアイテムはあります。

例えば、不織布(ふしょくふ)製の収納ケースです。

不織布は通気性があるため、プラスチックケースほどの密閉性はありませんが、その分、湿気がこもりにくいというメリットがあります。

ただし、ほこりや害虫は通過する可能性があるため、防虫剤や除湿剤の併用が必須です。

衣類や寝具など、通気性を保ちたいものの収納に向いています。

また、DIYのアイデアとして、すのこ2枚とキャスター4個を組み合わせて、自作の収納台車を作る方法もあります。

すのこを土台にすることで通気性を確保しつつ、キャスターで引き出しやすくできます。

この台車の上に、手持ちの収納ボックスやカゴを乗せることで、オリジナルのベッド下収納が完成します。

人気のニトリ・IKEAの商品

参考画像:ニトリ「ベッド下収納ケース キャスター付き」

参考画像:IKEA「SKUBB スクッブ」

ベッド下収納のアイテムを探す際、ニトリやIKEAは多くの方が検討する選択肢です。

ニトリでは、「キャスター付きのプラスチック製ケース」や、日本の住環境(押入れやベッド下の高さ)に合わせたサイズの収納ボックスが豊富に見つかります。

実用性を重視し、前述の通り、ベッド下の課題である湿気やほこりをしっかり防ぎたい場合に適した、密閉性の高いアイテムが多い傾向にあります。

いっぽう、IKEAでは「SKUBB(スクッブ)」シリーズに代表される、不織布(ふしょくふ)製の収納ケースが世界的に人気です。

デザイン性が高く、軽量で扱いやすいうえ、使用しない時はコンパクトに折りたためる点がメリットと言えます。

ただし、IKEAの「SKUBB(スクッブ)」のような不織布製ケースを選ぶ場合は注意が必要です。

不織布は通気性があるという長所がありますが、プラスチックケースのような密閉性はありません。

そのため、ほこりの侵入を完全に防ぐことは難しく、湿気の影響も受けやすくなります。

もし衣類などを収納する場合は、除湿剤や防虫剤を一緒に入れるといった対策が欠かせません。

どちらのブランドを選ぶにしても、購入前には必ずご自宅のベッド下の高さ(床からフレームまでの隙間)を正確に測定し、収納したいものと、ご自宅の環境(湿気が多いか少ないか)を考慮して最適な素材を選ぶことが大切です。

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まとめ:ベッド下収納に入れてはいけないもの

この記事で解説した「ベッド下収納に入れてはいけないもの」と、その対策や賢い収納術について、重要なポイントをまとめます。

  • ベッド下収納に入れてはいけないものは湿気やカビ、ほこりに弱いもの
  • 寝ている間の汗がマットレスを通り抜け、ベッド下に湿気がこもる
  • 紙類(本・アルバム・書類)は湿気を吸って変形やカビの原因になるため不向き
  • 開封済みの食品や飲料は衛生上、絶対にNG
  • 高価な楽器や精密機器も湿気で故障するリスクがあるため避ける
  • 風水の観点では、ベッド下に物を詰め込むと気の流れが滞るとされる
  • 風水では革製品やファー、古いもの、壊れたものは運気を下げると言われる
  • ほこりが溜まりやすい場所であり、寝具からの繊維くずが主な原因
  • ほこりはダニや害虫の温床となり、アレルギーを引き起こす可能性がある
  • カビやほこり、掃除の手間が原因で、ベッド下収納をやめた人も多い
  • 収納に適しているのは、オフシーズンの衣類や寝具
  • スーツケースや防災グッズの保管場所としても適している
  • 収納する際は、圧縮袋で密閉し、防虫剤や除湿剤を併用するのが基本
  • プラスチック製の蓋付き・キャスター付きケースが最もおすすめ
  • 引き出し収納は「立てる収納」で一覧性を高める
  • ベッド下の高さを測り、適切なサイズの収納ケースを選ぶ
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